コロナ禍になり、都会から田舎に移住する人が増えているそうですね。ネットスキルがあれば、どこでもいつでも仕事することが可能な時代になりました。
特に、ネットを使って仕事ができるITデザイナー・設計・ライター・サイト制作・集客コンサル・動画編集など、リアルなコミュニケーションが必要のない仕事は、全てネット上で完結できます。そういった仕事をやってる人は特に田舎に移住出来やすいですね。
こんにちは!古民家暮らしナビゲーターのイサタケです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、はじめての方へをお読み下さい。
今日は、古民家暮らしに向いている5つのタイプをご紹介いたします。将来地方に移住を考えている人・古民家に住んでみたい人の参考になりましたら幸いです。
古民家暮らしに向いているタイプ:コミュニケーション力のある人
古民家は都会にある場合もありますが、ほとんどが地方の僻地や人口減少が進んでいる限界集落にある場合が多いです。田舎は、都会よりも地域での結びつきが強いため、河川の清掃や農道作り、土手の草刈りなど肉体労働系の自治会活動が月に1~2回はあるなど、けっこう面倒臭いです。
さらに、外を歩いていたら、農業をしているおっちゃんや道で井戸端会議中のおばちゃん達に声をかけられたりします。『今日はこれから どこへいくの?』『今日は休みだったの?』など・・・詮索されるような質問も日常茶飯事です。
こういった質問に、『監視されているようだ』『どこへ行こうが個人の自由だ』などと目くじらを立てたり、ストレスに感じる人もいるかもしれません。
こういった質問は、ほとんどの場合全く他意もなく、社交辞令的な挨拶だと思って、適当に話を合わせられるコミュニケーション力のある人が田舎の古民家暮らしに向きと言えます。
古民家暮らしに向いているタイプ:虫や小動物が平気な人
古民家は、周りを田んぼに囲まれていたり、山際に建てられていることが多いです。建具は気密性のない障子や襖のため、アリ・ハチ・クモ・ゴキブリ・蚊・アブ・ムカデなどの虫や、ヘビ・ヤモリ・ハクビシン・コウモリ・ ネズミなどの小動物が家に紛れ込んだりもします。
なので、虫嫌い・小動物嫌いの人は、古民家暮らしには致命的に向いてないと言えます。慣れもありますが、自然の中で共生していると思えば当たり前のことなので、むしろ喜ばしく思える人・もしくは何ともない人が古民家暮らしに向いていると言えます。
ちなみに私は、嫌いな人が多いムカデ・クモ・ヘビなどを見ても、1mmも感情は動きません。できれば、駆除しないようにしていますが、ムカデなど刺されると痛みを伴うような害虫はたんたんと駆除しています。
古民家暮らしに向いているタイプ:古き良き日本の伝統技術に価値を持てる人
古民家は、日本の伝統構法で建造されている木造の建物です。一つ一つの部材や部位に長い年月が感じられ、 機械もない時代に人の手だけで造られたことを思うと、当時古民家に出入りしたり、働く人々の様子が浮かんできて、心が熱くなったりします。
古民家は夏向きの住宅で、冬の寒さ対策は当時からされてないので、冬の寒さに耐えられない人も多いです。そんな場合は、内装をリノベーションして、家族が集まる部屋だけでも断熱を入れたり、気密性をよくしたりして、快適に暮らせるように工夫することができます。
古民家の欠点である、『寒い・暗い・怖い・不便・動線が悪い』などはリノベーションで改善することができますので、古民家を壊す前に遺すことを第一に考えてほしいと思います。
失ってしまっては二度と造ることができない古民家、そこに価値を持てる人が古民家暮らしに向いていると言えます。
古民家暮らしに向いているタイプ:こまめに動ける人
古民家は田舎にある場合が多いので、庭が広く、田んぼを所有していることがよくあります。田んぼや畑を所有していると、草刈り作業を頻繁にしなければなりません。
草刈りを放置しておくと、周りの田んぼに雑草の種が飛んで迷惑をかけることになってしまうため、頻繁に草刈りをしなければなりません。日頃、会社勤めの人や農業以外の仕事で自営している人は、かなりの負担になります。
また、夏や天気のいい日には雨戸の開け閉めも頻繁に行わなければなりません。雨樋に落ち葉がつまったり、 家の補修なども、現代住宅よりメンテナンスも必要になります。
田舎の古民家に暮らしてみると、かなり忙しいことに気が付きます。雑草はすぐ生えるし、自治会活動も多いです。こういった作業やDIYなどを惜しまずこまめに動ける人が、古民家暮らしに向いていると言えます。
古民家暮らしに向いているタイプ:家で過ごすのが大好きな人
古民家には、独特の味わいがあります。年月が醸し出す得も言われぬ雰囲気や世界観があります。そういった古民家で一日中過ごすことが大好きで、外出するのが嫌だと思える人が向いていると言えます。こまめなインドア派が向いているといっても過言ではありません。
うちの近所に、都会から移住してきた若い夫婦の一家があります。ご自宅は築100年にはなりませんが、築50年ほどの古い家に住んでいます。奥さんはまだ20代でお子さんは3人います。子育てで大変な時なのに、味噌や醤油を手作りしたり、子供達のおやつはほとんど手作りしているとのこと。
時間がかかって面倒臭くないの?と質問したら、『何不自由ない時代に生まれてきたからこそ、時間をかけて作ったり、面倒臭いことの行程が逆にとても楽しいのです。』と話してくれました。
彼女は、家の近くの空き地にたくさんの鶏も放し飼いしていて、卵を生産しています。鶏小屋も彼女の手作りだそうです。手間をかけることを愛おしむ人が古民家暮らし・田舎暮らしに向いていると言えます。
冒頭にネットを使って仕事をする人が、田舎暮らしに向いていると紹介しましたが、彼女みたいな暮らし方をブログやYoutubeで発信して広告収入を得る人も増えてきました。生活費を稼いで寝て暮らすだけから、家にいる時間をどう楽しむかという考え方に関心を持つ人が多くなってきたことは喜ばしいです。
そんな人達に、古民家暮らし・田舎暮らしをぜひ体験してもらいたいと願っています。
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