【コロナ禍の今】地方の古民家を活用した魅力的なビジネス5選!後編

古民家ビジネス


新築でも古民家再生など古民家風に造ることはできますが、どんなに細部までこだわりを尽くしても表現できないのが、古の時の流れを感じることができる雰囲気です。空間は感じるものなので、造るの難しいですよね。失ってからでは、後悔してもしきれないので、古民家をできるだけ活用していきたいです。
                                  


この記事では、古民家や古い家を活用した魅力的なビジネスの後編として、さらに5選紹介したいと思います。コロナ禍の今だからこそ、密にならず、ソーシャルディスタンスも取りやすい開放的な古民家はビジネスに最適です。
                >>>古民家を活用した魅力的なビジネス5選!前編はこちら 


地方の古民家に住んでいる方、これから暮らしたいという方、田舎暮らしをされている方の参考になりましたら幸いです。



こんにちは!古民家暮らしナビゲーターのイサタケです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、はじめての方へをお読み下さい。



見出しこちらになります。

古民家活用ビジネス5選後編その1:レンタルスペース業

貸しスペースサイト【カシカシ】



使ってない部屋は、レンタルスペースとして場所貸しするのも、ビジネスとしては有効です。例えば、小規模の会合、句会、法事、写真撮影会など、古民家を知らない人にとっては、その空間にいるだけで非日常な雰囲気を味わえることになります。



集客する場合は、SNSで集客してもいいし、レンタルスペース予約サイトに登録して掲載してもいいです。予約サイトは、ホスト側の登録は無料で、実際に予約が入りアクションを起こした場合に限り、手数料が取られるだけなので、自社サイトで集客するよりも効果が高く、活用することをおすすめします。

レンタルスペースサイトカシカシ
レンタルスペース検索サイトスペなび
スペーシー


作業としては使用前・使用後の清掃をきちんとしておけば、レンタル中の接待なども不要なので、手間がかかる仕事ではありません。清掃も外注化にすれば、多少経費もかかるものの、もっと楽になりますね。



ただ、トイレと手洗所は必要な設備ですので、元々備わっていればいいのですが、ないようでしたら、新たに設置しなければいけません。最近では、地方も汲み取りではなく、水洗トイレを好む人も多くなったので、合併浄化槽を新規で導入する場合は、かなり経費がかかってしまいます。



合併浄化槽は行政から補助金が出るとは言え、トイレと合わせて浄化槽まで新規に新設する場合、100万~200万くらいかかるかもしれないので、費用対効果を検討した上での設置が望ましいです。トイレがないと、レンタルスペースとして評価も下がり、結果的に集客しにくくなるかもしれません。


経営に関する疑問説明
開業費はかかるか?・トイレ・洗面所がない場合は新設すると工事代が100万~200万ほどかかる
・(お茶が出せるくらい)の什器・備品の購入
・駐車場の確保
行政などの認可等は必要か?・トイレ新設、汲み取りから水洗にする場合は補助金申請が必要
ネット集客は可能か?・SNS活用
・人脈活用
・レンタルスペースサイトに登録が有効
1人経営は可能か?・可能
・清掃は外注化可能
利益率は高いか?・集客できるかがポイント
・採算が合わないようなら無理して貸すことはない
・他業種との複業可能
・工事が必要なら、利益率は低い
おすすめ度★★★
おすすめの理由・地域活性化につながる
・おうちを活用できる
・家の維持管理には有効


古民家活用ビジネス5選後編その2:結婚式場としてのレンタルスペース

写真提供:祝言屋


結婚式場としてレンタルスペースする場合は、その1と同じように思われますが、ある程度の広さや格式がある古民家が好ましいです。



コロナ禍以降、結婚式場大ホールでの披露宴は影を潜め、身内だけで執り行う小規模の家族婚が増えているそうです。その方が費用もかからないし、招待客で悩まなくて済みますね。



特に、古民家で執り行われる挙式は、ドラマに出てくるような古式ゆかしい祝言として昔ながらの形式がおすすめです。今は、差別化できる結婚式ということで若い人にも人気だそうで、レトロ婚を好む人が増えてきたそうです。



また、結婚式の記念写真や前撮りも古民家で撮影すると、雰囲気がよく、写真映えする画像が多く撮影できます。我が家から歩いて行ける場所に古い神社もありますので、神社まで花嫁行列するなど、周りの人にも祝ってもらえる地域密着型の挙式もいいですね。



レトロ婚に特化した結婚プランナー業者もありますので、依頼すると全てを取り仕切ってもらえます。当庵は結婚プランナー業者とも提携しておりますので、興味のある方は公式サイトをのぞいてみて下さい。

昔ながらの結婚式専門 祝言屋


経営に関する疑問説明
開業費はかかるか?・広い座敷などを貸すだけ、経費はかからない
・自宅のトイレで可
・駐車場の確保
行政などの認可等は必要か?・必要なし
ネット集客は可能か?・SNS活用
・人脈活用
・専門業者との提携があればなお可能
1人経営は可能か?・可能
・清掃は外注化可能
利益率は高いか?・集客できるかがポイント
・利益率高い
おすすめ度★★★★★
おすすめの理由・地域活性化につながる
・話題性がある
・おうちを活用できる
・家の維持管理には有効


古民家活用ビジネス5選後編その3:レストラン・カフェ経営

古民家カフェの様子



飲食店は、設備投資したり、材料や仕込みするなど、先に投資している割に集客がうまくできず、失敗するリスクが高いです。うまくいけば、かなり収益が見込めますが、素人から始めるには、集客力や経営手腕など高いスキルが求められる業種です。



また、1日中仕事に拘束され、家事育児との両立がうまくいかず、家族を犠牲にすることもあるので、家族と相談して慎重に始めることをおすすめします。



私が経営している古民家の宿は、予約が入った時のみ運営し、月に3組~4組ほどの宿泊予約を受けるようにしています。宿泊業は大変なだけに、嫌にならない程度の営業日数にしています。(現在コロナで自粛休業中)



古民家で経営する飲食業も、土日など週末だけの営業にしたり、ネットで集客して予約が入った時だけ運営するなど、負担なく始めて、人気が出てきたら、スタッフを雇うなど段階的に進めた方がよさそうです。



また、同業他社との差別化を図るために、普通のメニューではなく、地元食材に特化した料理を出すなど、○○○を食べさせる料理屋という評判が立つと、お客様は遠くから足を運んでくれるようになります。ネット上に暖簾をあげるなど濃いファンをどれだけ作るかというところが成功の秘訣かもしれません。



古民家は部屋数も多く広いので、自宅の一室やキッチンを活用して営業できれば、開業費もランニングコストもあまりかからず、リスクなく始められるので、おすすめです。


経営に関する疑問説明
開業費はかかるか?・厨房設備やトイレの整備にはリノベーション工事が必要。工務店などに見積もりを取って、検討すること
・最初は予約が入った時だけ営業するのがおすすめ!
・駐車場の確保
行政などの認可等は必要か?・保健所に営業許可申請
・保健所が開催する食品衛生責任者の講習会に参加する
ネット集客は可能か?・SNS活用
・人脈活用
1人経営は可能か?・可能
・人気が出てきたら、スタッフを雇う
利益率は高いか?・集客できるかがポイント
・利益率低い
おすすめ度★★★
おすすめの理由・地域活性化につながる
・おうちを活用できる
・家の維持管理には有効


古民家活用ビジネス5選後編その4:教室経営

生け花教室の様子


使ってない座敷で、自分の得意なことで教室を運営するのもおすすめです。華道・茶道・習字・算盤・英会話・パソコン・手芸・ヨガ・アクセサリー・音楽(ピアノ)など、何でもできます。



自分が教室運営するなら、家族が使っている自宅のトイレでも使用可能なので、開業費もほとんどかからず、始めることができます。



人に教えるには、自分が完璧でなければならないと思ってる人もいますが、初心者にとってはゼロからのスタートなので、指導者はエキスパートでなくても大丈夫。むしろ、あまりに凄すぎる経歴や資格があると、レッスン料やレベルも高くなりがちです。



初心者はそこまで求めてはいなくて、楽しく習得したいという考えで来られるので、少し先行く先輩の立場で、まずは始めてみましょう!



教室運営は、人気が出たら利益率も高いのでおすすめですが、生活に彩りをつけたり、生きがいのために始めるのがよさそうです。


経営に関する疑問説明
開業費はかかるか?・ほとんどかからず
・駐車場の確保
行政などの認可等は必要か?・不要
ネット集客は可能か?・SNS活用
・人脈活用
1人経営は可能か?・1人で十分可能
利益率は高いか?・集客できるかがポイント
・利益率高い
おすすめ度★★★★★
おすすめの理由・地域貢献になる
・おうちを活用できる
・家の維持管理には有効
・家事育児の両立が可能
・生きがいになる


古民家活用ビジネス5選後編その5:アトリエ・工房経営

陶芸工房の様子


古民家や古い家に住んでいて、使ってない離れや納屋・蔵がありましたら、アトリエや工房にするのもいいと思います。絵画・版画・陶芸・彫刻などアートなことは何でもできますね。汚れやすいので、座敷でないところが向いていると思います。



また、アーティストにアトリエとして場所貸しするのもアリだと思います。自然の中にある古民家の空間は、感性を揺さぶられ、作品を創るのに適していますね。



ただ、場所貸しするなら、やはりトイレと手洗い設備が必要となります。工房の近くにそれらがないと場所貸しも難しいです。田舎は合併浄化槽問題がありますので、トイレをどこに設置するかが重要になります。



自分や家族が工房を利用するなら、何の問題もありませんが、他人に貸すなら水回りは整備しておきたいです。



家は使用した方が劣化が防げるので、維持管理という点では場所貸しも有効ですが、場所貸しで収益をあげるのは難しいかもしれません。


経営に関する疑問説明
開業費はかかるか?・トイレ・手洗所がない場合は新設すると工事代が100万~200万ほどかかる
・什器・備品の購入
・駐車場の確保
行政などの認可等は必要か?・トイレ新設、汲み取りから水洗にする場合は補助金申請が必要
ネット集客は可能か?・SNS活用
・人脈活用
1人経営は可能か?・可能
利益率は高いか?・集客できるかがポイント
・採算が合わないようなら無理して貸すことはない
・利益率は低い
おすすめ度
おすすめの理由・地域活性化につながる
・おうちを活用できる
・家の維持管理には有効


【古民家改修】にはクラウドファンディング活用で資金調達にチャレンジ!


以上、前編後編と渡り、古民家を活用した魅力的なビジネスを10個ご紹介しました。前編でもご案内したように、田舎で古民家に暮らしながら集客するには、SNSを活用するなどネットスキルが必要になります。



私が8年前から継続して、ネットスキルを勉強している彩塾オンラインコミュニティ(略してSOC)は、お手軽な月会費で学べて、しっかりサポート頂けますので、おすすめです。興味がある方は、のぞいてみて下さい。



なお、古民家なら差別化できるし、ビジネスしたいけど、改修しないといけないところがたくさんあって、資金面で無理!と諦めてる人はいませんか?



そんな方は、クラウドファンディングの活用を考えてみませんか?古民家の改修は大規模になるので、リノベーション工事は数百万から1000万以上かかる可能性があります。



クラウドファンディングは、協力を募って、改修資金を調達することもできます。リターン(返礼品)は自分の事業の商品やサービスにしたり、地元名産品にすることもできます。今は、たくさんのクラウドファンディングサイトがありますから、調べてみることをおすすめします。

CAMPFIRE 
Makuake
READYFOR



少しでも多くの伝統建築を後世に遺していけるよう、古民家の活用を色々考えていきたいです。最後まで読んで頂き有難うございました。

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