古民家あるあるメリット編10本|築200年超古民家の我が家の場合

古民家メリット


先祖代々から住み継がれた古民家に住んでいると、たくさんの魅力があることに気が付きます。子供の頃には、ただ寒くて古い家だと思っていた我が家が、都会暮らしをしてみると、希少な家だったのだと思い知らされます。


もちろん、以前記事に書いたようなデメリットもたくさんありますが、メリットがデメリットを凌駕しているので、デメリットが気にならなくなりました。


こんにちは!古民家暮らしナビゲーターのイサタケです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、はじめての方へをお読み下さい。


今回の記事が、将来的に古民家に暮らしたい人の参考になれば幸いです。
目次は次の通りです。

古民家あるあるメリット:家が大きくて広い

ドローンから見た我が家の全景


古民家の定義ははっきりとは定まっていませんが、現在は築50年で古民家と言われています。ですが、もっと厳密に言いますと、大正時代以前に建築された築100年以上、かつ釘などを使わない木造軸組工法でつくられた木造住宅のことを古民家と言うそうです。


200年以上前に建造された我が家では、家族だけでなく、使用人も一緒に暮らしていたので、家も大きく敷地も広いです。また、我が家では、色々な作業が多目的にできるよう土間が広く造られていて(土間だけで約50㎡あります)、現代住宅より規模が大きいです。

古民家あるあるメリット:天井が高く開放感がある

梁・柱の小屋組み下 土間


古民家は茅葺きで造られているため、雨水が下に流れやすくなるよう屋根勾配がキツく造られています。そのため、小屋組みが大きく天井が高くなっています。土間で天井の高さを測ると約10mあり、3階分の高さに相当します。


土間の上部では、天井板がなく、小屋組みがそのまま表しになっているため、大空間となり、梁や柱がリズミカルに組まれていて、見ていて飽きません。とても開放感があり、清々しい気持ちになります。

古民家あるあるメリット:開口部が広いので通気性がいい

母屋縁側


柱・梁・筋かいなど木の軸を組み合わせて建物を支え、その周囲に壁を作る工法が日本古来からの伝統構法とされています。


間取りの自由度が高く増改築も簡単な反面、耐震面での不安要素はあります。雨が多く、蒸し暑い西日本では、通気性のいい木造住宅が風土にあっていて、長持ちしやすいという利点があります。


我が家が200年以上ひどい劣化もなく、家が保たれているのは、通気性のいい間取りだからだと思います。ただ、耐震的には少々問題があるようです。

古民家あるあるメリット:エアコンが不要なほど夏は涼しく快適


②・③でもお話したように、古民家は現代住宅に比べて、壁面が少なく、開口部が広く障子や襖などの建具で仕切られています。


建造された200年以上前には、冬の暖を取る手段はあっても、夏の蒸し暑さをしのぐ手立てがなかったため、家は夏向きになっています。玄関から一歩入ると、土間はひんやりと涼しく、家の中に入ってくる風も爽やかで、とても過ごしやすいです。


建物の高さは10m以上あるのに平屋建てなので、夏の強烈な日射が階下まで下りてきません。茅葺きの茅が日射を遮断しているので、夜は一段と涼しくなり、エアコンどころか扇風機がなくても、熟睡できるほど涼しく快適に過ごせます。

古民家あるあるメリット:癒しや落ち着けるなどメンタル面の効果が高い

裏の池から見た我が家 収穫前の風景


古民家は、古民家を全く知らない人が訪れても、どこか懐かしい原風景的な感覚になることができます。人によっては、幼少期の生活環境かもしれないし、旅行で行った先の景色かもしれない。


多くの場合、「郷愁を呼ぶ風景」として、居心地よく感じることができます。黒光りする梁や柱、格子、建具などを眺めたり、縁側にボーと座っているだけで、日常の喧騒から離れて非日常を味わうことで、リフレッシュ効果も高いと言われています。

古民家あるあるメリット:全て自然素材なので健康的


古民家は、木・土・紙・石・草など全て自然素材で造られています。適材適所と言われるように、各部位に相性のよい材料が使われています。現代住宅の建材のような化学的な材料は一切ないため、シックハウス症候群になることもありません。


ただ、古民家で生活するには、段差が多く、冬の寒暖差もあるので、日ごろから体を鍛えて生活習慣病にならないよう気を付けることが必要かと思います。

古民家あるあるメリット:伝統建築で匠の技を常に堪能できる


我が家は建造されて200年以上経っているので、匠の技を見ることができます。当時は、機械もパソコンもないのにこだわりの伝統技術が随所に施されていて、当時の職人の技術の高さを感じることができます。


ビスやボルトで締めるだけの、修練や技術を必要としないプレカットとは異なり、伝統構法に関わる匠達は、木材それぞれのクセや特徴を見極め、大工技術の深い知識と共に、毛1本分のミスも許さないなど非常に高い技術力を持っています。


見るものを感動させるほどの美意識があります。伝統構法の古民家には匠達の真心が宿っているので、年月を経てきた得も言われぬ趣を感じることができます。

古民家あるあるメリット:建物自体の資産価値はないので、固定資産税が安い

古民家の宿孫九庵の窓越から見た母屋


建造されて100年以上経っている古民家は、減価償却されて、建物自体の資産価値はありません。価値があるのは、文化的・建築的な技巧です。


そのため、古民家を購入する場合はただも同然、土地代しかかかりませんし、固定資産税も安い のですが、生活するには、現代生活にはそぐわないところがたくさんあり、そのままでは暮らせません。


古民家は、耐震改修をはじめ、台所・浴室・トイレなどリノベーションしなければならない箇所もたくさんあるので、住むにはそれなりの費用がかかります。

古民家あるあるメリット:家に籠っていてもストレスがない

母屋書院から見る庭や池


古民家は、今までお話したように家の中も広く、通気性もよく、癒し効果もあり、住むには快適です。私達家族は、コロナになる前から、家の中に籠っているような生活を送っていました。コロナ前も今もほとんど生活は変わっていません。


我が家は、とても居心地がいいので、外出しなくて巣籠生活していても、ストレスを感じません。

古民家あるあるメリット:家がフレキシブルに使える


古民家は、建具や障子で仕切られているので、多目的に使うことができます。昔から冠婚葬祭は自宅で開催され、大勢の人が参列できるような広い空間になるよう造られています。


そのため、今でも、我が家でセミナーやライブ、合宿、結婚式なども開催できるので、日々ワクワク楽しく生活しています。

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以上、古民家あるあるメリット編10本でした!
再度まとめると・・・

  • 家が大きくて広い
  • 天井が高く開放感がある
  • 開口部が広いので通気性がいい
  • エアコンが不要なほど夏は涼しく快適
  • 癒しや落ち着けるなどメンタル面の効果が高い
  • 全て自然素材なので健康的
  • 伝統建築で匠の技を常に堪能できる
  • 建物自体の資産価値はないので、固定資産税が安い
  • 家に籠っていてもストレスがない
  • 家がフレキシブルに使える


以上です。まだまだ古民家にはたくさんのメリットがあります。以前記事で書いたようなデメリットをしのぐ魅力が古民家にはありますので、楽しく住むことができています。


田舎で古民家に暮らしながら、リモートワークできるって、最高です!今後、私がどんな仕事をリモートでやってるかということにも記事を書いていこうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。これからも古民家の魅力を発信していきますので、よろしくお願いします。

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