古民家購入を検討している人がチェックすべき重要な5つのポイント!

古民家購入

コロナ禍の影響で、田舎に移住を考えている人も増えてきました。仕事がリモートワークできる人は、不動産や物価が高い東京や大阪などの大都市に住む理由もないですよね。


地方に移住して、古民家暮らしをしてみたいという人もいると思いますので、『古民家購入を検討している人がチェックすべき重要な5つのポイント』についてお話したいと思います。


こんにちは!古民家暮らしナビゲーターのイサタケです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、はじめての方へをお読み下さい。


今回のポイントについては、古民家に特化した設計施工をしている建築士の夫からのシェアです。古民家暮らしを検討されている方の参考になりましたら幸いです。

古民家購入のチェックポイント:空き家になってからの年数をチェックすること


古民家と言えば、築100年超という物件も珍しくありません。外観はよくても、屋内に入ると傷みが激しく、取り壊して新しく家を建てた方が費用面で安くなる場合があります。特に、基礎や構造体などが傷んでいたり、雨漏りがある場合は、瑕疵物件となります。


人が住まなくなった家は劣化が加速するので、空き家となってからの年数を考慮するようにしましょう。

古民家購入のチェックポイント:シロアリに浸食されてないか目視でチェックすること


木造の建物は、適材適所で造られているため、風土にあっていれば、思った以上に長くもちます。300年以上もつと言われる木造建築の最大の敵はシロアリです。シロアリは加害力の強烈な雑食性の昆虫と言われています。木材だけでなく、プラスチックやゴム・コンクリート・紙・金属など何でも浸食してしまいます。


まずは、建物の土台である足元から・柱・梁などに蟻道(ぎどう)と呼ばれるシロアリの歩く道がないか調べた方がいいです。もし、蟻道があった場合は、木材が侵食されている可能性が高いので、改修工事が可能か専門家に診てもらうことをおすすめします。

古民家購入のチェックポイント:建物の傾きをチェックすること


古民家は建造されてから、長い期間、風雪や地震に耐えているため、傾いている場合があるそうです。地盤が柔らかいために建物が傾いてしまう不同沈下(ふどうちんか)や、建物自体が地震や風雨などの外的要因にさらされて傾いたり、建物の骨組みの強度不足で傾く場合などがあります。


いずれの場合も、生活するのに差支えないほどの傾きなのか、リフォームが必要なのか、1mの高さで12mmまでの傾きは問題ないとされていますが、できたら専門家に診てもらうことをおすすめします。


現代住宅の傾きは1mで6mmとされています。古民家の方が傾きが大きくても許容範囲があるのは、免震構造で造られているからです。

古民家購入のチェックポイント:土壁の状態をチェックすること


古民家の外壁を支えている土壁が、長い年月で耐力を失い、腐食している可能性があります。外観の腰板内部の土壁の状態を目視で確認し、クラックなどが入ってないか、チェックしましょう。


古民家の土壁には、地震の揺れを下地の竹がしなることで緩和させて、長く家を保たせる役割があります。土壁が家を守った結果、壁が割れてしまったのです。現代住宅のように、外壁をがっちり固めた家は古民家ほどもつことができないのは、こういった作用が随所にあるからです。


土壁修復には、左官の高い技術が必要となるので、専門業者に依頼することをおすすめします。

古民家購入のチェックポイント:建てられている土地や地盤の状況をチェックすること


古民家が建てられている場所は、どんなところでしょうか?日当たりや日照時間、高台なのか、低地にあるのか、 山際なのか、平地にあるのかなど、土地の状況確認は重要なポイントです。


最近は、自然災害が頻繁に起こる可能性もあるため、できるだけ豪雨災害・土砂災害・地盤沈下などの危険性を回避できるような場所を選ぶよう にしましょう。


その際には、地盤の状態が判断できる専門家に診てもらうことをおすすめします。


いかがだったでしょうか?
古民家は建築されて長い年月が経っているので、資産価値はほとんどありません。ですが、リノベーション工事や耐震改修工事、地盤改良工事などにお金がかかりますので、瑕疵物件を購入することのないようにしたいものです。

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