大学進学で上京し、17年間暮らした東京生活にピリオドを打ち、家族4人で私の実家に戻ってきたのが2000年、長男が5歳・次男が3歳の時でした。
子供たちは、地元の保育園にすぐ入ることができたので、私もすぐ仕事を見つけることができ、大変助かりました。
東京では、子どもができても保育園に入れることは困難なため専業主婦でしたが、田舎は少子化が激しいので、保育園も入りやすいです。その後、子供たちは歩いて5分の地元の公立小学校に通うようになりました。
私が卒業した同じ小学校で、私の子供時代と変わらず【田舎の小規模校のメリット】を感じましたので、ご紹介したいと思います。
こんにちは!古民家暮らしナビゲーターのイサタケです。当ブログにお越し頂き、ありがとうございます!はじめてお越しの方は、はじめての方へをお読み下さい。
都会の小学校と田舎の小学校はどう違うのでしょうか?
見出しこちらです。
田舎の小学校のメリット:子供の承認欲求が満たされやすい
地元小学校は、生徒数100人にも満たない小規模校です。私が通っていた頃は、それでも150人くらいはいましたが、現在は70人くらいになっています。学年1クラスで10人前後しかいません。
そのため、先生の目が届きやすく、授業も手厚く指導して頂けます。人口の多い街では40人学級が普通なので、40分の1より、10分の1の方が先生の指導がいいにつけ悪いにつけ行き届きやすいです。
幼少の頃から、自分の存在を認めてもらうことは、承認欲求が満たさて、子供の成長にプラスに働きます。アメリカの心理学者マズローは、人間の欲求を次のように5段階に分類しました。
生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求の中で、承認欲求は4番目に位置するくらい人間にとって大切なことです。「他者から認められたい」と願う気持ちが、早い段階から満たされるということは、自分の目標を達成したい!という「自己実現欲求」を促進させることに繋がります。
田舎の小学校のメリット:子供一人当たりが担当する役割りが多い
小学校はイベントの数が多いです。田舎の小規模校では、学年が上がるにつれて、生徒にもイベント運営の役がまわってきます。しかも複数の役がまわってくるので、指示待ちではいられません。兼任しながら率先して行動できるようになってきます。
高学年になると、毎年の恒例イベントで先生に代わって、実行委員会を立ち上げ、統率力を発揮する生徒も出てきます。主体性をもって行動できるように訓練されていきます。
社会に出てから役立つ人材になるには、成績より主体性と言われています。小学校の間に主体性が育まれることは素晴らしい経験だと思います。
田舎の小学校のメリット:運動する機会が多い
田舎の小規模校では、市単位の大会に向けて、夏は水泳・秋は陸上・冬にはマラソンと、3年生以上になると、2か月間ほど毎日放課後練習させられます。
生徒数の多い学校では、選手は選抜されるようですが、小規模校では人数が少ないため、全員練習に参加させられます。
子供の運動神経が著しく発達する時期をゴールデンエイジといいますが、この時期にしっかり運動することで、運動神経や能力、骨格や筋肉などの成長など身体にも大きな影響を与えることができます。また、辛いことを乗り越える強いメンタルも育まれます。
うちの子供たちは、小学校での水泳練習が今までの人生の中で一番辛かったと、大人になった今でも言っています。
1日3kmの水泳練習はとても過酷だったようでしたが、おかげでそれ以上に辛い経験はないそうです。秀でた運動能力はなくても、学校で運動させてもらうことができて、とても感謝しています。
私も子供たちと同じように、成長期に学校でしっかり運動させてもらったことが、今でも身体や体力に好影響があります。
また、運動で培うことができる自己肯定感が、人生においてとても重要になります。小さな成功体験を積み重ねることで、頑張る自分を褒める癖をつけることは何物にも代えがたい財産となります。
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以上、私や子供たちが、地元の小規模校で得られた3つのメリットをご紹介しました。田舎なので、教育レベルが低いこともあるかもしれませんが、うちの子供たちは、小学校で培われた主体性・自己肯定感・強靭なメンタルで、現在都会で元気に働いています。
むしろ、田舎では受験などの煩雑な情報に惑わされることもなく、のんびり子育てできたので、息子たちが小規模校に通うことができて、よかったと思っています。
家庭によって、教育については色々な考えもあるし、田舎の小規模校ならではのデメリットもたくさんあります。その話は次回お話しするとして・・・田舎に移住を検討されている方の参考になりましたら幸いです。
これからも、古民家暮らし・田舎暮らしの情報を発信していきます。最後までお読み頂きありがとうございました。
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